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見守るケアを実践するために建築される介護施設

人間の尊厳を守るケアというのは、愛されたい尊敬されたい認められたいというお年寄りの願望を満たすことです。

この願望を受け入れたケアを介護施設でしていけば、お年寄りに心地よい居場所を提供でき痴ほう症の進行を緩やかにすることができます。各地で建築されている介護施設のグループホームで入居者に積極的に家事をしてもらうのはこのためです。自分のペースで食事の準備に参加し洗濯や掃除など、身の回りのこともできる範囲で行うことによってお年寄りは愛され尊敬され認められる自分を実感することができるのです。

自分も人の役に立っているんだと実感できる機会が一日に一回でもあれば、お年寄りの満足度はどんどん満たされていくことでしょう。自分らしく生きたい邪魔者にされず喜ばれ周囲から必要とされる居場所がほしいという、人間として当然の欲求を満たすケアが痴ほう症のお年寄りには必要なのです。

仮に各地に建築されている大規模な介護施設である老人ホームなどを、一から十までお世話するケアを行う場所とするならば必要最小限だけ手を貸して見守るケアを実践するために建築されているのが、小規模性のグループホームです。お年寄りに何かを頼んだらあとは本人の意思に任せます。そして本人ができかねることだけを手伝います。

こうすることでお年寄りの自立心を引出して行くことができます。何もせずにお年寄りを見守る、これはある意味で大変忍耐のいる仕事です。介護スタッフならば五分で終わる部屋の掃除もお年寄りに任せると、一時間以上かかってしまうこともあるでしょう。それでも介護スタッフは目を離すことなくお年寄りのペースに合わせて仕事を進める、根気強さも身に着けていく必要があります。

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